【僕の中の怪物】
==【1/10】===
ある日僕は本を読んだ…「人はね、何にだってなれるんだよ…」
∧_∧
(・∀・)、
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〃〃、(__)_)〃〃〃〃
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==【2/10】===
僕は読み途中のその本を放り出した。嬉しかった、僕の中で小さな小さな「大切な怪物」が生まれた。
バリバリグシャグシャゴクンッ!
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( *・∀)/
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〃...し' (_)〃〃〃
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==【3/10】===
「大切な怪物」はお腹が空いていた。僕は「大切な怪物」を殺したくないから餌をあげた。
「大切な怪物」は喜しそうに餌を食べた。
バリバリグシャグシャゴクンッ!
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|+荒らし+| /
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==【4/10】===
数ヶ月経って僕の中の「大切な怪物」は大きくなった。
僕は嬉しくて嬉しくてもっともっと「大切な怪物」に餌をあげた。
バリバリグシャグシャゴクンッ!
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|殺人投稿| /
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/ (*、・∀)∩|Θ /
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==【5/10】===
数年経って僕の中の「大切な怪物」はものすごく大きくなった。
だけど大きすぎて僕のあげる餌でお腹が一杯にならなくなった。
どうしよう、嬉しそうな顔が見れなくなっちゃうよ…
バリバリグシャグシャゴクンッ!
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|殺人投稿| /
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/ (#*・A)∩|Θ /
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==【6/10】===
もっともっと大きな餌をあげなきゃだめだね、こんなに大事に育てたんだから死なせたくはないよ!
バリバリグシャグシャゴクンッ!
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( *゚ー) (Д゚*)
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しJ しJ
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==【7/10】===
????????
〃バリバリ 〃
〃 グシャグシャ 〃
〃 ゴクンッ!〃
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==【8/10】===
僕は刑務所に入った…
だけど刑務所に入ってからも「大切な怪物」は大事に育てている。
そんなある日、僕はあの本を見つけたんだ。
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≡ ?_∧て
(*・∀・)そ
( )
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==【9/10】===
僕は僕の「大切な怪物」を誇りに思う気持ちでその本を再び読んだんだ…
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==【10/10】===
「人はね何にだってなれるんだよ。
………だからこそ、私はこれを読んでくれた君が人のために何かできる人間になってくれる事を祈る…」
涙が出たよ!たくさん出たよ!何か裏切られた心地がして僕は悲しくなった。僕の中の「誇りだった怪物」は涙に溺れて死んでしまった。それも悲しくて僕は泣いた、ずーっと泣いた。
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〜終わり〜
案外グロくてスマソ
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ターン!
話の表現はMONSTER(浦沢直樹氏.著)をお借りして作りました。
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